2001年12月26日
教育用画像素材集
日本政府支援のプロジェクトで,なかなかすばらしいものがあることを知った。
教育用画像素材集
財団法人コンピュータ教育開発センターが開発・運用.非営利・教育用用途であれば,無償で供与・複製・加工・二次的利用できる素材集.植物の生育の様子の高速写真など動画像なども結構ある.こういう試みが増えると,インターネットの上での映像流通も促進されるというもの.インパクみたいなものに金をかけずに,NHKから素材を分捕ってくるとか,こういう草の根的な支援に力を入れて欲しいものだ。
2001年12月03日
ブロードバンドの普及
日経コミュニケーション 2001.12.3 の中で,高速ネットワークインフラに関していくつか気になった話が。
(プロモーション用のストリーム映像コンテンツを集めた「JAL Visual Collection」について)
JALも配信するコンテンツには転送レートを 45Kbps, 150Kbps, 300Kbps の計3種類用意した。ところが実際配信されるコンテンツは 300Kbpsの最高品質版が全体の半分以上を占めている。
ベクター(ソフトウェアのダウンロード)では,128Kbps以上1.5Mbps未満の速度でのダウンロード数は2001年4月から2001年9月の5ヶ月間で全体の25%から35%に上昇,一方56Kbps以下の速度でのダウンロードが減り,9月単月では半数を下回った.
何を感じたかというと,着実にブロードバンド環境というものが浸透し始めているという当たり前のこと.ADSLの開通回線数などではピンと来ないが,サーバー側のアクセス数の比率で考えると非常に分かりやすい。特にモデムはISDNが普及してもなかなか減少しなかったので,これから急速に数百Kbpsの環境が普及すると予感している.後は,政府のe-Japan構想に頑張ってもらって,5年後くらいに10Mbpsが普及してくれると面白いことになると思う。
2001年11月20日
Streming Media Japan 2001
Streming Media Japan 2001 にいってきた.こじんまりとした展示会で(でもお姉さんにお金をかけていた会社もあったのは○),Streaming 関係の出し物はそんなに多くなかった。気づいた点をいくつか.
- ビットレートと画質の話
- よく「x Kbps で VHS ビデオ並の画質!」とか「y Mbps でDVD並の画質!」とかをうたっているプレーヤがあるが,相当疑ってかかったほうがいいということが分かった。500Kbps 程度でVHS画質といっていたプレーヤを見たが,まあ100回レンタルされた3倍速VHSビデオと同等というのならうなずける程度。比較的きれいだったのは Real の 1Mbps だが,色のダイナミックレンジが狭く,TVのそばに放置していて色あせたVHSくらいか.TV品質に関しては画期的な圧縮方法がない以上,DVDクラスの品質を提供するには10Mbps 程度のビットレートは必要なんだろう.
- 再生に必要なCPUパワー
- 再生に使っている PC は Pentium IV 1.5Ghz 以上ばかり.Pentium III 800Mhz でも見れるには見れるが,やはり安定してみるには Pen4 が欲しいとのこと.やれやれ,いくらでも電気を食えて発熱もごまかせるデスクトップパソコンならいいが,家電はそのあたりの要求条件がずっとシビアなんですよ.ストリーミングが見れるTVを作るのは現時点では結構難しいな.省電力・低発熱プロセッサの開発が必須か.
2001年11月01日
米国のブロードバンド事情
Hotwiredの記事 によれば,アメリカでブロードバンドの普及が思ったほど伸びないようである。日本はYahoo BB!に触発されたADSLの値下げ合戦で予想以上伸びが期待できそうだが,DSL事業者の相次ぐ撤退・寡占化に見まわれているアメリカでは異なる流れになっているらしい。
まあ,今までの伸び方が少し hype であったと思っているので,少し地に足がつくスピードになるのは健全といえるのではないだろうか.10年20年といった長期トレンドで考えれば,何も影響はないだろう.
2001年10月24日
iFilm
iFilm を久しぶりにみたらなんかパワーアップしていた.動画の4コマ漫画というべきか,短くてくだらないけど笑えるコンテンツがいくつもある.長い映画などよりもこういうもののほうがインターネットらしい気がする。
2001年10月15日
叶姉妹
NTT-Communications が仕掛けた叶姉妹のビデオコンテンツ(July.02, 2001 を参照)は、昨日来た日経コミュニケーションによれば一日数十万ページビューを稼いでいるらしい.どのくらいお金になっているかはわからないが。やはり,現時点ではこういうきわものコンテンツが受ける程度の発展段階だということを改めて感じた。
2001年10月13日
CEATEC 2001
CEATEC 2001 のレポート・報道を見た。先月の PC Expo のほうが面白そうであった。どうもTVビジネスに関して各社とも今後の方向性が見えていないようである。どうも、「お上(総務省)が {BSデジタル、地上波デジタル、ep(CS110度),...} を制度化して推進するから、移行するはずだ or 儲かるはずだ」という発想から抜けきれていないように感じる。いまさら,インタラクティブTVのためだけに新しい端末を数万円以上も払う人がどのくらいいるだろうか?
確かに今時点では「これからはインターネット放送」だっていくら叫んでみても,せいぜい数十万ユーザ程度しかつかず、かたやTVは数千万ユーザいるわけで,まだインターネットはボリューム的に対したことない.しかし,今描かれているTVの将来像はぜんぜん心踊るものがないのがどうも引っかかる。
2001年10月12日
アフガニスタン戦況報道
最近のアフガニスタン戦況報道は全ての局アナはパキスタンからレポートを送ってくるが,日本人のフリージャーナリストがアフガニスタンにいてビデオフォンによるレポートをNHK,民放とわず流している。ベトナム戦争時にはフリーカメラマンが戦場の実情を撮影して世界に衝撃を与えたが,ついにフリージャーナリストによる生中継が可能になってきたわけだ。
2001年10月11日
NTT東日本の無線実験
NTTがこの半年行ってきた(私も企画段階で一瞬絡んだ)高速無線アクセス網実験 BiPortable の総括が発表されています.http://www.ntt-east.co.jp/release/0110/011010.html
目に付いた点は
- WWWとメールが利用の半分,ストリーミングが四分の一(結構ストリーミングが多いと思った)
- 画像品質についてはおおむね良好な評価(2Mbps,640x480,30fps)
- ストリーミングの待ち時間に課題が残る
- PDAでは画面サイズが小さく、これで課金をするのは難しそう。反面,TV表示の場合は画像品質的にも課金が可能とのコンテンツプロバイダの評価.
- お勉強コンテンツ、ビジネスコンテンツに関しては,高めの料金を払ってもいい。音楽・スポーツ・ニュースはあんまり払いたくない。
エンターテインメント系コンテンツにあまり払いたくないというのが面白かったです.これだけ世の中にエンターテインメントがあふれていると、新しいのにあんまりお金を払う気がしないんでしょうね。
2001年10月09日
廃業するインターネットラジオ局
週末、about.com などを頼りにInternet Radio 局などを探し回ってみたが,かなり廃業していた。
2001年09月20日
911テロとTV会議システム
StreamingMedia.com の記事によれば、テロの影響でTV会議システムの売れ行きがあがることが予想されているようです。また、盛り場のショッピングが敬遠されるようになると、オンライン商店の売上が伸びるという話しも。
2001年08月02日
韓国インターネットの技を盗め
軽い本ですが、面白かったので。
「韓国インターネットの技を盗め」 アスキー出版
韓国の人気サービスに関して具体的にかつまとまって紹介している本は初めてだとおもいます.これまで、あまり韓国の情報がなかったので、現状が良く分かり面白かったです。日本よりも進んでいるとはいえ,まだ利益の上がる有効なビジネスモデルはないこと、ブロードバンド化がすすんでいるとはいえ、そちらのサービス的はまだまだなこと。儒教の国でもエロや出会い系は強いこと(笑)などです。
まあ、心に残ったとか,勉強になったというものではないですが、軽く読むには面白いと思います。
2001年07月19日
動画コンテンツの利用頻度
Venture NOWより:
ADSL・ATV利用者、動画コンテンツの利用頻度が増えたとするのは3割弱
実際に動画コンテンツの利用頻度が「増えた」とするユーザーは3割弱。「以
前も今もほとんど、もしくは全く利用していない」ユーザーも3割程度存在。
この調査結果は私の皮膚感覚にかなり合致する。
動画コンテンツが利用されるようになるには,もう一段ネットワークが太くなり(10Mbps程度)、端末がもう少し高性能化する必要がありそう。
2001年07月02日
叶姉妹
ASCII 24より
(株)ポニーキャニオンとNTTコミュニケーションズ(株)は3日、ブロードバンド対応有料ストリーミング映像配信実験を共同で開始したと発表した。<中略>第1弾配信作品として、ポニーキャニオンの映像コンテンツ全15作品が配信される。オープニング特集として、叶恭子/美香姉妹の新作写真集『LOVING』(撮影/大川直人)のメイキングフィルム(約5分、1日間100円)や、松田純、阿部美穂子、遠藤久美子、川村ひかる、鈴木史華といったビジュアルアイドルの映像(それぞれ1週間400円)、西表島のヒーリング映像(1週間400円)が視聴できる。
NTT-comもなかなかいい線を狙ってついてくる。アイドル物は他でもやっているが、叶姉妹はエッチ系コンテンツに分類するとしてまあ一般市民にぎりぎり受け入れられる線であろう.これ以上だと会社のイメージを悪くするだろうし,これ以下だとユーザがつくかわからない.どのくらい上手く行くのか見物である。