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2002年08月08日
ブロードバンドのうれしさとは?
数ヶ月前に発表されたものだが、インターネットの社会的インパクトについて研究している Pew Research Center によるレポートThe Broadband Differenceが非常に興味深かった。FCCの定義によれば、ブロードバンドは上り下りとも 200kbps 以上のネットワークをいう。
調査結果の要点として、以下が報告されている。
- 開かれたインターネットはブロードバンドユーザにとって価値がある。様々な情報を得たい、または得られる可能性があるというのが最大の魅力。
- ダウンロード速度だけでなく、アップロード速度にも価値がある。P2Pを使ったり、IMやblogなどによる情報発信も重要な要因。
- ブロードバンドのキラーアプリは言うなれば「マルチタスキング」である。つまり、音楽ダウンロードをしながらIMで友人とチャットし、ニュースサイトを見るといったことを同時に行えるということである。
特に印象的なのは1番目の「ブロードバンドの価値は無限の情報やコミュニケーションの可能性があること」という点。インターネット放送についていえば、いくらQoSが確保しやすいからといって、閉じたCATV網やADSL網内の放送を受信するためだけに用意されたSTBを使ったストリーミング放送は魅力がないということを述べている。確かに、CATVやCS放送によって放送の多チャンネル化は十分に実現できており、よりコストが高く品質の低いストリーミング放送を利用する必然性はない。「品質は低いかも知れないが、思いもよらない放送が受信できる」というところがブロードバンドネットワークの価値から導き出されるインターネット放送の本質的な魅力となるはずだ。サービスを設計するときには肝に銘じておきたいと思った。
投稿者 hyotan : 2002年08月08日 11:11