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2003年05月01日
テレビ中毒に関する論文
日経サイエンス 2002. 6月号に面白い論文が出ていた。
Television Addiction R.Kubey, M.Csikszentmihalyi. Scientific American Feb.2002
要旨は,テレビをだらだらと長時間みてしまうのは、TVコンテンツの製作技法によるところが大きい。カット・編集・ズーム・パン・突然のノイズといったTVコンテンツの製作技法が人間の「定位反応」を引き起こし,これが誘引力となることが実験で確認された。定位反応とは進化の過程で獲得された、突然または新規な視聴覚刺激に対する本能的な反応である。
カット(シーン転換)の数が多いと、番組内容を良く覚えているという実験結果が紹介されている。ただし、カット数が2分間に10を超えると、効果は大幅に減少するようである。その他,定位刺激に伴う疲労感や虚脱感、テレビ中毒にならないための方法、テレビゲーム、インターネットに関する同様の反応などが紹介されている。
つまり,手をかけない(編集をしない)コンテンツというのは「つまらない」という我々がよく感じていることを、別の言葉でいっているとも言える。コンテンツ製作技法の重要性というのが、生物学的に示されたという点が面白い.
投稿者 hyotan : 2003年05月01日 11:30