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2003年05月31日

電通総研のメディアに関するレポート

4月 に公表された電通総研の生活者・情報利用調査レポート2003 「i-Life:情報化社会に生きる」を読んで。
情報リテラシーの度合いによって、HH,MH,MM,Lの4つの層に分類し、それぞれにメディア性向を調べている。3年目のようなので多少時系列変化も読めるようになってきている。

・HH層やMH層のメディア接触時間は急減している。特に高リテラシー層のインターネット接触時間は急減している。私も、5年ほど前に比べて、訪問するサイト数(種類)は大幅に減ったし、受信するメールマガジン、メーリングリストも相当整理された。

・その半面、インターネットのために中長期的には減ると一般的に考えられているテレビ接触時間が、減るどころが若干増えている。これは、NHKなどの別の調査でも確認されている。

・テレビ性向とIT性向は相反するトレードオフの関係にあり、リテラシーが高まるほどテレビ性向は低下し、IT性向が上昇する。また、従来リテラシー度とメディア接触時間には相関関係があったが、最近高リテラシー層を中心に総メディア接触時間が減る現象がみられる。

・BS,CS,CATVといった多チャンネル放送は数年前の勢いが見えず、成長率が低下して成熟期に入りつつあるようである。DVD普及を背景にセルビデオは成長期である。それ以外のメディアは衰退期にある。

本文中に次のようなくだりがあるが、同感である。「コンテンツは時間消費型の商品であり、低価格化しても時間的制約がネックとなりその需要量が伸びるものではない。つまり、低価格品に需要が置き換わる代替性が低い。」、「情報メディアビジネスのジレンマは、高品質・高価値を目指して競争するが、これは情報利得感の飽和を早め、結果として情報接触量が減ってしまうことになっているのではないか。メディアビジネスは収穫逓増型と言われてきたが、これは内包する強い淘汰性を強者の立場から見ただけにすぎない。」

投稿者 hyotan : 2003年05月31日 01:25

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