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2004年03月13日

PCは貧者の機器?

デジタル家電景気らしいオリンピック特需を狙って業界はますます盛り上がるのだろう。記録が出る瞬間をライブで共有できる感覚がオリンピックの醍醐味だとも思わないではないが、TV局も時差にあわせつつまるでライブであるかのように放送するのが普通になっているので、あまり問題にはならないんだろう。
「PC対情報家電」の議論がある。まあどちらかしか残らないと言うことはないのだろうが、Windows Media Center が強いらしい米国では、家の中心はPCだという話が説得力あるようだし、家電メーカーの強い日本は逆である。つまり、日米対決みたいな話でもある。

個人的には、最近、PCは金をかけない(貧者の)機器、デジタル家電はお金をかける(金持ちの)機器となっていくのではないかと考えている。別に貧乏人だけPCを買うというわけではなく、ある機能を考えたときに、その機能を良く使うからお金をかけてもいいという人はデジタル家電を使い、自分にとって大して重要でない場合はPCの機能として済ませるといった棲み分けになるのではないかということだ。
こう考えるのは自分の経験からだ。まず単純にPCは使い勝手が悪い。起動時間はいうまでもないし、毎日使うものであればマウス3回クリックすら面倒になり、リモコンボタン一発に吸い寄せられてしまう。さらに、何でもPCにやらせると、USBなどの周辺機器デバイスの衝突から逃げられない。PCで録画機を作ったが、それにカメラ・マイクをつけてTV電話にしたところ、音声デバイスの競合が起こり、TV録音ができなくなってしまった、とか。

もちろん、今後ますます重要性が高まるであろうメディアデータベース(ジュークボックスなど)のようにソフトウェア技術の話であれば、高信頼で低消費電力・低騒音のPCでまかなえるだろう。もっとも、近年のDVDレコーダはLinuxでだったりして、中身はPCであるのだが。その意味でPC対デジタル家電というのは無意味でお得意の「融合(Convergence)」になるという話もある。
UIや外部機器接続といった入出力部分の信頼性・使い勝手については最新のデジタル家電を見てもまだまだである。PCで求められる本質的に複雑な操作に比べれば、デジタル家電の操作などはるかに単純なはずである。最近、デバイスこそが競争力の源泉といった一時のソフトウェアブームからの揺れ戻しが大きいのだが、別にソフトウェアも劇的に改善されたわけではない。ハードウェア・ソフトウェア両方の外部インターフェース部分がデジタル家電の差別化の鍵になるのではないだろうか?

投稿者 hyotan : 2004年03月13日 13:28

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