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2004年10月17日

iTunesが頭打ち

IT Media 有料音楽ダウンロードユーザーが減った理由は? より。Appleの音楽ダウンロードサービス iTunes の利用者数が2004年4月に130万人でピークに達した後、7月には100万人に減少したという。これに対して、フリーのP2Pサービスのユーザー数は安定しているか漸増とのこと。

こちらのblogでは目的とする楽曲に到達するまでのコストがかかるとか、どこかで聞いた音楽をその場で購入したりできるような「機会」に着目すればよいのではないかといった議論がなされている。この視点は面白いが、数年前からこういった商品は出ては消えている(確かソニーとかから)。音楽端末化された携帯も3年くらい前からあるがなかなか成功していない。まあ携帯はまだ通信回線が細く高いため、複合音楽端末化するメリットが少ないことは事実だが。

私は単純に、音楽を楽しむ最大層はお金のない若年層であり、一曲99セントであってもフリーなものの代替があるのであればそちらに流れるのが原因だと思っている。iTunesがここまでヒットしたのはiPodの格好がいいからだと思う。実際、iTunesで提供される楽曲を違法にシェアする方法などもかなり知られているという話を米国で聞いた(私自身はiPodすら持っていないのでこのあたり無知)。若者は金はないが時間はあるからP2Pで探す手間は苦にならないだろう。

私は音楽は好きだが今の音楽はあまり聞かない。そのためいわゆる音楽業界の出来事には疎いのでこれ以上深入りはできない。ただ、iTunesなどはこの値段ではたいして儲からないようだし、そもそもこの値段だって、AppleがiTunesをはじめるにあたって音楽会社としたdealというのがほげほげということを聞いていたので、ここでマーケットの拡大が止まってしまと、配信側にとってもユーザーにとっても不幸な結末を迎えることになってしまいそうだ。

3月にNYの電話会社で話したときも彼らはiTunesよりは着うたのほうが将来性があるし興味があるといっていたし、単に音楽を聴く・聴かせるのとは違った付加価値が必要になっているのだと思う。これは音楽配信の方法論の問題ではなくて、現代の「消費(されることを目的とした)音楽」が持つ限界なのではないだろうか

投稿者 hyotan : 2004年10月17日 23:41

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