Oxford English Dictionary を楽しもう!

Oxford English Dictionary とは?
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Oxford English Dictionary とは?

Oxford English Dictionary (OED, Version 3.0 CD-ROM版) とは、世界最大の英語辞典であり、またおそらく世界最大の言語辞典です。編纂は 1858 年に始まりましたが、第一版の最終巻である第12巻が出版・完成したのは、それから実に70年後の 1928 年のことでした(当時の苦労はThe Professor and the MadmanThe Meaning of Everythingに描かれている)出版当時は New English Dictionary と呼ばれていました)。1989年、補遺を統合した第二版がようやく完成しましたが、これも全部で20巻もあります(第三版はコンピューターの能力をフルに活用して2002年に出版されました)。

現在、英語は国際的な共通言語としての地位を不動のものとしていますが、英語界において、この辞書は、最も網羅的で模範的な辞典としての不動の地位を占めているのです。

総語彙数50万、引用(用例)250万、IPA発音表記13万7千、etymology24万9千、クロスリファレンス57万7000 といった数ももちろん、類を見ないものですが、それ以上にこの辞書を特徴付けているのは、これら全ての言葉の、全ての意味において、可能な限り適切で参照しやすい用例を載せているということです。その総数250万。考えてみれば、用例を載せるというのは辞書にとって当たり前のことです。言葉は歴史の中を生き、絶えずその意味を変化させています。ある言葉が、ある時代では一体どんな意味を持っていたのか、その繊細な変化を把握する最適の方法として、その時代における出典が明らかな用例を載せるほど適切なことはありません。しかしまた、これは編纂の立場に立てばとてつもなく困難な事業です。その上、OEDは可能な限り、初出の用例(廃語の場合は最後の用例)を探し出してそれを載せるように心がけています。ある単語の初出が著名な文献であるとは限らないため、この作業はさらに大変なことになります。

OEDはまた、重要な単語全てに対して語源(確定しない場合は種々の学説・考察を含む)を載せており(総数25万)、それがギリシャ語やヘブライ語などに遡れる場合は、ちゃんと元の言葉の文字を使うように心がけています(CD-ROM版では一部、音写したり省略されている場合があります)。語源や用例だけで、まるまる1ページが費やされることもあります。OEDは、単なる単語の定義を調べるためだけではなく、英語の成り立ちや変遷を調べるのにも、またとない資料なのです。

OEDは、イギリスが経済・文化的に絶頂にある時代に企画され、編纂されました。長期間にわたって事業を持続させ、全英、全世界に散らばる文献閲読者と連絡を取り、彼らから送られてくる数百万枚もの単語用例カードを管理するのは、経済的に豊かで、社会的な基盤がしっかりとしていなければ到底不可能だったでしょう。またこの辞典は、社会情勢だけではなく、ジェームズ・マレーという編修主幹や、その他、多くの優れた学者や文献閲読者にも恵まれました。狂人として精神病院に収監されながらも、辞典に必要とされた数多くの適切な用例を見つけ出し(その多くが辞書に採用されました)、10年以上にわたって毎週数十枚という用例文カードを送り出したマイナー博士の逸話は有名です。

 

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